ここでではソプラノのオペラにおける配役や具体的なキャラや東條作、そのキャラの性格などについてお話します。

 

ソプラノは基本的にヒロイン、お姫様の役が多いです。

ヒロインの役でもその幅は広く、貴族から高級娼婦、貧乏なお針子まで、様々な境遇、性格のヒロインがいます。その中でテノールと愛し合い、バリトンなどにも求愛や邪魔をされ、最終的にテノールと一緒に幸せになるか、病などで死んでしまう。それがオペラでのソプラノのイメージです。

実際、主人公級の役だとこのような役柄が非常に多く、主人公でないとしても、物語の大事なキャラとしてモーツァルトの「魔笛」のヒステリックな母親のである夜の女王」や小間使いのような役があるといった感じですね。

ソプラノやテノールなどの高声のパートには、歌声が軽い、重たいによって同じパートのなかでもレッジェーロ(軽い)からドラマティコ(重い)まで、さらに細かい区分けがされています。実際にそのあたりも考慮しながら、ソプラノの声とキャラの配役について具体的にみていきましょう。

細かい声域の区分けについては、こちらをご覧ください→オペラの声域について-網羅版-

 

レッジェーロ

レッジェーロは軽やかな声で超絶技巧や超高音を得意とする声域です。その分迫力のある激しい表現などは苦手としています。ここではコロラトゥーラという超絶技巧を最も得意とする声域も含めます。オペラにおける超絶技巧は、精神が錯乱してしまうと歌われることが多いので、どうしても精神的に弱い女性だったり、激情しやすい役がこの声域では多くなります。

代表的な役

夜の女王(魔笛)、ルチア(ランメルモールのルチア)

リリコ・レッジェーロ

リリコ・レッジェーロは、レッジェーロよりほど声は軽くはないですが、叙情的な感情を表現することに向いた声域です。この声域の役はレッジェーロに分類される歌手が歌う事もあります。役の性格は幅広く、狂乱や現実逃避してしまう役もあれば、喜劇では賢い女性を演じることも多いですね。

代表的な役

ヴィオレッタ(椿姫)、エルヴィーラ(清教徒)、ノリーナ(ドン・パスクワーレ)

 

リリコ

叙情的なという意味の声域で、派手な超絶技巧や超高音よりもしっとりと感情を歌い上げる声域。超絶技巧などがない分、声の技術はもちろんですが、感情表現に重きを置く役が多く、しっかりとした演技が求められます。少女と呼べる年齢ながら、しっかりとした芯を持った役が多いです。

代表的な役

ミミ(ラ・ボエーム)、ミカエラ(カルメン)、蝶々夫人(蝶々夫人)

 

スピント

リリコまでとは違って、このあたりから声に迫力ある感情表現が求められます。リリコ・スピントというリリコとスピントという中間もありますが、ここでは割愛。少女というより女性という年齢の役が多く、芯をもったまさに強い女性像が役柄として多くなってきます。

代表的な役

アイーダ(アイーダ)、トスカ(トスカ)、レオノーラ(イル・トロヴァトーレ)

 

ドラマティコ

最重量級のこの声域。正直、この声域と呼べる歌手は少なく、その役も少ないです。スピントよりさらに迫力ある表現が求められます。役柄としてはやはりスピントに引き続き強い女性といった感じです。書いてて思ったのですが、ヒロインが強いというかしっかりした性格だと、そのヒロインの名前がそのままオペラのタイトルになっていますね笑

代表的な役

トゥーランドット(トゥーランドット)