オペラを見るのはステータスでもなんでもない、人生の質を上げるためだ。

 

おはようございます管理人のセルジュです。

 

パトロンという言葉があります。これを聞いて思い浮かべるのは、近世、まだ貴族が力が持っていた頃に、芸術家を支援している貴族や、それこそ高級娼婦を抱え込んだ貴族かもしれません。

ですが、これは決して時代遅れの話ではありません。

 

なぜパトロンか

メトロポリタン歌劇場。アメリカに存在するこの歌劇場は、今や世界トップレベルの公演を行い、比較的商業的にも成功していると言えるでしょう。

この歌劇場は、パトロン、つまり後援者の獲得に非常に力を入れています。そして、実際多くの富豪がこの歌劇場を支援しています。

これはなぜでしょうか。

 

欧米には慈善団体や芸術団体への寄付の文化がある、と考える人もいるでしょう。これは確かにその通りですが、決してこれが全ての理由ではありません。むしろ、これは原因ではなく、結果としてその文化が根付いた、と考えるべきでしょう。

 

アメリカは見方を変えてみて見ると、最大の資本主義国家、まさにビジネスの国です。

何度も映画の題材になった、最高にエキサイティングなビジネスジャングル、ウォールストリートなどは良い例で、成功したビジネスマンは莫大な資産を持っています。

ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、ウォーレン・バフェットらは誰もが名前を一度は耳にしたことがあるでしょうし、仕事に熱心な、本気で年収を上げようとしているサラリーマンだったら、彼らに関する本は一度は読んでことがあるでしょう。

 

年収が高い人の共通点と目的

さて、彼らに共通していることがいくつかあります。時給数万円の仕事をしている点、莫大な資産を所有している点、そして、寄付や支援を行っている点。

資産を持っていてそれを活用出来ている人は、幸福を望み、人生の質を可能な限り高めようとします。

 

私も日本人の優れたビジネスマンと仕事をしたり、親しくなったりしていて気付いたのですが、年収が高く、かといって長時間労働などせずに幸せな人生を歩んでいる方々は、「人生の質」というものを常に意識していました。

 

お金があれば幸せだ、これが幻想なのは既に明らかなことです。もちろん、お金があれば随分快適に暮らせますが、それが幸せに直結するかといえば違います。

 

さて、なぜ資産家が歌劇場に寄付をし、オペラを愛好するか。

これは、彼らの「人生の質」を上げるため、というのが私の答えです。

つまりは、人生をさらに豊かなものにしようとするために、芸術をオペラを愛するのです。

 

特にオペラは、音楽、歌、歌詞、演技、舞台芸術、などなど多くの要素をもって、観客へ感情を伝えます。これは究極のカタルシスの一種です。日常で滅多に味わえない、喜びや悲しみなどの感情を観客の心のうちに呼び起こすのです。

人生を豊かにする答えはオペラだった

様々な経験をしている人に深みがあるように、何かを体験するということは人を豊かにします。芸術で感動を体験するといったことは、ある意味「金で買える最高の贅沢」の1つなのです。

そのため、資産家というのはオペラのために時給数万円にも匹敵する、彼らの貴重な時間を費やして、歌劇場へ足を運ぶのです。

その人生を幸福にしてくれるオペラ体験が途切れないように、彼らは寄付を惜しまないのです。歌劇場はチケット代だけでの運営は不可能なのは数百年間変わりません。

 

非常に幸運なことに、いくら資産の桁が違っても、時給数万円の仕事が出来なくても私達は私達なりのやり方で「人生の質」を高めることが出来ます。

そして、資産家と同じように、最高の贅沢品であるオペラ体験で人生の質を高めることが出来ます。

 

是非、近場のオペラ公演に足を運んでみてください。