「誰も寝てはならぬ」「Nessun dorma」(ネッスンドルマ)と言われているこの曲

荒川静香さんはフィギュアスケートの演技で使用したり、トリノオリンピックで歌われたりなど日本人にとっても一度は聞き覚えのある曲です。

 

「誰も寝てはならぬ」はどんな曲?

この曲はジャコモ・プッチーニというイタリアの作曲家のオペラ「トゥーランドット」という作品で使われているアリア(オペラの独唱曲)です。

20世紀、1926年に初めて上演されたこのオペラは、古代中国のトゥーランドット姫に放浪の王子カラフが求婚し、その恋が成就されるお話です。「誰も寝てはならぬ」は、カラフ王子が恋の成就を確信して歌う歌です。

 

この曲の背景と意味

トゥーランドット姫は多くの人に求婚されてていましたが、その全ての男性に「3つの謎掛け」をします。その謎掛けを1つでも正解出来なければ処刑、という厳しいものでした。

カラフ王子はその謎掛けを全て解き、トゥーランドット姫に改めて求婚します。ですがトゥーランドット姫は謎掛けを解かれたにも関わらずそれを断ります。するとカラフ王子は、「放蕩の身である私の名前はまだ誰も知らないはず、夜明けまでにその私の名前をあなた(トゥーランドット姫)が答えられたら、私は潔く死のう。」と逆に謎掛けをします。

 

トゥーランドット姫は「誰も寝てはならぬ、夜明けまでにあの求婚者の名前を探し出せ」と国中に告げます。

その一方カラフ王子は

「誰も寝てはならぬか、姫様、あなたも希望と愛に震える夜を過ごしているのだろう。夜よ、星よ、消え去るがいい。夜明けに私は勝利しているだろう!」

と、名曲「誰も寝てはならぬ」を高らかに歌い上げます。

 

結局、トゥーランドット姫はカラフ王子の名前を知ることは出来ないまま。ですがある出来事がきっかけでトゥーランドット姫の心に愛の灯が宿ります。

トゥーランドット姫はカラフ王子と玉座の前に並び、こう話します。「彼の名前は、愛です。」

愛の勝利に群衆が湧く中、幕が下りる。

 

というのが、この「誰も寝てはならぬ」が歌われる背景や意味となります。

 

ちなみに、トゥーランドット姫は「氷の心を持った女性」と作中で言われることもあり、フィギュアスケートの荒川静香さんも使用しましたが、フィギュアスケートも氷上の演技ですしピッタリな曲ですね。

 

最近のイケメンオペラ歌手の「誰も寝てはならぬ」です。コンサート形式で、会場が巨大すぎるためマイクを使用してるようですね。

 

伝説的な名歌手、ルチアーノ・パヴァロッティによる実際のオペラでの演奏です。こちらはもちろんマイク等はないです。