総合舞台芸術

こんな言葉を聞いたことがありませんか?

日本でオペラに関する説明でよく、「オペラは総合舞台芸術であって〜」なんて文章があります。なぜこのように言うのかというと、演劇、音楽、美術、バレエなど様々な形式の芸術が1つの舞台の上で融合している、が大きな理由です。して、まさにこれらの融合が行われているのが、グランド・オペラです。

ちなみにですが、グランド・オペラの生まれの国、フランスでの正しい発音はグラントペラですが、ここでは一般的なグランド・オペラを使います。

 

グランド・オペラの定義

一口にオペラといっても、いくつかのジャンルに分けることができ、グランド・オペラもそのうちの1つです。グランドなんて凄そうな名前の通りにこのオペラは非常に大掛かりなものです。

グランド・オペラの大まかな定義としては

・4~5幕にわたる物語であること(一般的なオペラは2~3幕)

・大掛かりな舞台装置での迫力ある舞台であること

・地方色(西洋以外)を取り入れること

・バレエのシーンを加えること

などがあります。つまりは、大規模で、豪華で、派手なオペラ、という感じです。

 

この形式のオペラの誕生はフランスです。19世紀のパリは、まさに芸術の都として名を馳せ、オペラ作曲家にとってパリデビューは非常に大きな意味を持っていました。作曲家への報酬も高く、新しいオペラの形式を求める流れがありました。そこから生まれたのが、このグランド・オペラです。

グランド・オペラはパリオペラ座で上演される作品のみを元々指していたためその多くがパリオペラ座で初演されています。

 

 

代表的なグランド・オペラ

グランド・オペラとして最も有名な作品は

「アイーダ」でしょう。

スエズ運河の開通した直後のエジプト総督が

イタリア人作曲家ジュゼッペ・ヴェルディに作曲を依頼したオペラです。

 

内容は古代エジプトを舞台に

勇敢な王子ラダメスと敵国の王女アイーダの悲恋を描いたものになっています。

現在でも非常に人気のある演目でもあり

劇団四季さんなどのミュージカル「アイーダ」はこのオペラを参考にしていますね。