30代後半男性、家庭有、年収700万、大手企業勤務

 

上の架空の人物はよくあるサラリーマンの1例だ。

住んでいる場所にもよるが、なかなか悪くない生活をしているように思える。変に頑張ったマンションに住んでいる年収1,000万円の家庭持ち男性より幸せに満ちていることだろう。

 

だが、彼の務めている会社の経営が傾き、突如首になったらどうだろう。

例えとしては極端だ、という人もいるだろう。だが、世界に誇る日系大手企業でさえ、つい最近このような事例があったし、中小企業ならもっと多い。それに今後は、もうマスコミで騒がれているように、ロボットに仕事を奪われ始める。

 

そんな中、一般のサラリーマンとしての給料のみに頼っているとどうなるか。誰がまた正社員でアラフォー男性を雇ってくれるのだろうか。

目を背けたくなる現実である。

 

変わっていく「働く」という概念

日本の正社員は基本的に副業が禁じられている。つまり、サラリーマンとして給料のみが収入となることを強いられてきた。虚構だった終身雇用がほんとうに終身続くのであれば問題なかったのだが、どうやらそうもいかない。

先のアラフォーサラリーマンは、そんな被害者の1人だ。

 

正社員という選択肢は実に安心出来るし、自分が学んできた音楽とまるで違う分野であっても就職が決まるとホッとする。だが、それは一時的にしか過ぎない。首を切られる、倒産する、女性なら育児休暇で休職したら、、、という不安が存在する。どういった働き方であれ、このような不安は存在するが正社員で副業も出来ない状況の問題点は、このような心配していたことが起きた時に対処のしようがないからだ。

 

副業、つまり会社以外からの収入があるということは、他にも稼ぐスキルがあるということだ。資格を持っている、と言ってもいいかもしれない。実際、資格を武器に転職する人もいる。

副業の最も優れた点は、収入が増えることではなく、このようにいざという時の備えが出来る点にあり、もっと言えば自分でお金を稼ぐ感覚が身に付く点にある。

 

さて、ここまでは一般論である。なら、副業が認められている会社で働けばいいだろう、という方もいるだろう。

大事な点は、音大生という特殊性にある。

 

自分で稼ぐということ

音大生ということは、何か一芸に秀でていることだ。それがプロになれないレベルであったとしても、一般人からすれば1つの立派なスキルだ。

そして、副業の正しい働き方は自分の強みを活かしてお金を稼ぐ点にある。

 

この音大生と副業、この2つはシナジーがある。相乗効果があるのだ。

サラリーマンしながらバイトを、などいうのは副業ではない。レジ打ちを一生したいなら別だが、副業は、自分の個性を活かし、継続性があるものが望ましい。なぜならば、このような形式の副業を続けていけば、最終的には自分で起業も出来てしまう。そこまでいかなくても、立派なフリーランサーになれるだろう。

バイトのレジ打ちが何の将来性もないのは説明するまでもない。

 

このような観点から、自分で稼ぐ才能が最もあるのは、国公立大学でも有名私大でもなく、音大生なのだ。

音大で何を学ぶかは様々だろうが、自分で表現する、発信する機会が多いと思う。それも他との差別化を意識して。

 

これらの能力は今後、お金を稼ぐだけでなく、QoLと言われる幸福度にも大きく関わってくるものである。学校でそのような環境にいるのならば、それをさらに活かさない手はない。是非、音大生の方には、自分の活動もしたいけど才能がないから正社員に、、、という安易な選択肢でなく、副業で自分で稼ぐ感覚を身につけ、自分の強みを活かしてみることをお勧めする。

副業も認めてくれて、正社員並みの待遇(各種保険等)の会社があれば、積極的に狙っていこう。理想としては、副業が出来る雇用形態で自分の活動を発信、実施し続けられる場だ。今後、発信が何も出来ない人達は稼げなくなっていく。

 

芸術家であり続けられる世の中はもうすぐそこだ。